iPhone SE バッテリー交換



2024/05/01(水)

連休中日のある日、突然iPhoneSEが妊娠した。

自分の業界ではベンチマークテスト用エンジンを冷却する際の太い金網入りホースが経年劣化で膨らんで爆発寸前になった状態を「ホースが妊娠した」と呼んでいる。
そんな状態でiPhoneの上下がパックリと割れたのである。

これまでiPod用に安い中古のiPhoneを白ロムで使ってきたが、たまに中華製の粗悪バッテリーに遭遇してこんな状態に陥り廃棄した事は何度もある。
だがこのSEは新品を自分で買ったものなのでバッテリーが妊娠する訳ないのだが・・・。

ともかくバッテリー終焉の症状なのでamazonでPSEマークと製品保証のある2010mAhのバッテリーを購入。
1,680円也。

さすがに8年前の消耗品だから安くなっていて助かるが、逆に11世代前の消耗品がすぐに手に入るのが有難い。
この辺が一級品メーカーの強味なんだよなぁ・・・助かるわぁ。

ほら、やっぱりリンゴマークの純正品だ。
純正品が妊娠したのを見るのは初めて。

スマホとしての使用は2年間だが、その後iPodとしての使用は現在進行形。
やはり8年間の使用に終焉を迎えたのかな?

ちなみに現在のスマホはXRで5年間使用中。
これもいづれこうなるのだろうか?

バッテリーケーブルを外してから慎重に両面テープを剥がしたつもりだったのだが、やはりアルミ被膜を破いてしまったようでブシュ!!という音と同時に炭化水素ガスが噴き出してしまった。

激しい火災の危険は認識しているつもりだったから気を付けていたんだけど「これと同じ感じ」になってしまった。

リチウムイオンバッテリーが一度発火するとこんな感じで手が付けられない状態になるのでくれぐれも自己責任でね。
(こんな火炎で家一軒燃やすくらいなら電池交換費用一万円のほうがどれだけ安いことか・・・)

・・・とか言いながら、恐る恐る分解してみようと思ったんだけど、被膜をハサミで切っている途中でまたガスが噴き出したので、さすがにビビッて中止。

酸素が豊富にある環境でリチウムイオンで遊んではいけません(涙目!)

新品のバッテリーを組み込んで元に戻してから充電開始。
30分で100%表示が出たのでまともな製品だと確認して終了。

ちなみに現在使用中のXRが気になって調べてみたら89%で11%消耗していた。

5年間で11%消耗だから倍の78%で交換するとしてもあと5年くらいは持つ計算か。
その頃にはXR用バッテリー売価も下がってるだろうことを期待しながら確認終了。

ついでにamazonで同時に注文したルンバ600シリーズのバッテリーも交換。

こちらはうちに来てもう10年目になるが、最近はステーションに戻らずに途中で意識を失っている事が多くなってきた。
だから帰宅するとまず「何処に居るの〜?」と探さなければならない。

大抵はカーペットとソファの間に挟まって藻掻いているうちに気絶するパターンが多いのだが、時には暗いキッチンの真ん中でひっそりと佇んでいる姿はもはや愛(いと)おしささえ感じる。

よってこちらも保証期間のある日本製のバッテリーを購入。
3,280円也。

こちらは10年前の型番なのに高いな。
やはり3500mAhでも日本製だと安心を買う事になるわな。

3年前に段差センサーが壊れて2階の階段から派手にダイブした際に完全分解していたので、底面カバーを外すだけでバッテリー交換できる事を学習していたため作業時間は5分で完了。

ちなみに画像左上の養生テープでグルグルに巻かれた長方形のがスマホのリチウムイオンバッテリー。
この後、数日間は傍に置いて表面温度を確認しながらルンバのバッテリーと共にJBRC回収ボックスに持ち込みましたとさ。

おしまい。