自宅で燻製
【2019年11月】
燻製って旨いよね〜!
特に酒のアテには欠かせないよね〜。
でも毎回揃えるの面倒だよね〜。
んじゃ自宅で作っちゃえ!
いやいや、そんな大きな装置作るのも買うのも面倒だわ。
第一、言うほど毎日食したいわけでもないし、何日も掛けて準備するのも面倒だわ!
酒飲みながら目の前(テーブルの上)で10分で出来る夢の器具が開発されないかなぁ?・・・・・・あったよ。
・・・・ってな前説を経てゲットしたのがこれ。
ちっちゃくて丸くて安くて卓上調理が出来て・・・これだ!!
30gの桜チップと火消し蓋が付属している。
熱源は固形燃料で、いろいろ調べてみると1回のスモークでチップ1.5gを使って8〜10分燻すらしい。
という事は10分間の固形燃料でよい訳だから10gを別途購入。
チップも念の為に買っておこう。
早速飲み会に突入だぁ!
定番のチーズ、ベーコン、ソーセージに加えて、
魚の練りモノである竹輪、蒲鉾、カニカマ。
魚介で定番のスモークサーモンとタコも試してみよう。
生ハムを燻製にしたらどうなるのかな?
ナッツ系は美味しいらしいが茹でた枝豆はどうだろう?
ワクワク!!
まずは固形燃料をセットしたら、桜チップを鉄板の敷板中央のくぼみに配置。
これで下から直接炙ってスモークを出す訳だ。
皿は磁器で直接スモークに触れる。
結構汚れるらしいのでクッキングペーパーを丸く切ってその上に食材を置く。
10gの固形燃料は最小の大きさだが、1回で使い切ってしまえるので便利だ。
火力的にもチップがジワっと燃えればよいだけなのでこの程度の炎で十分。
固形燃料が燃え切るのに10分、そこから燻すのに10分の合計20分。
長いようだが、そもそも燻製を作っている訳で、そう考えれば逆に早っ!である。
着火するとすぐに桜の燃えるいい匂いがしてくる。
ただし、密閉型なので匂いが広がる事はない。
換気をしなくても隣の部屋へは届かないくらいに匂わない。
まぁ、もちろん室内でチップを炊くのだから換気はしましょうね。
また煙も全く出ない。
これも重い耐熱ガラスの蓋の中で循環しているだけで全く外には漏れないのだ。
これはすごい!
20分後。
さすがに定番な食材だけあってしっかりと燻されている。
この短時間で大したものだ。
口にすると桜の香りが広がる。
旨い!!
飲みながら目の前で燻製が出来ていくのを眺めていると至福の時を感じる。
チビリチビリと飲みたくなってきたな。
皿に盛ってナイフでカットしながら摘む。
お飲みものは・・・当然ワインでしょ!
安物だが口当たりの柔らかいカルフォルニア・セントヘレナ産のベリンジャーが好き。
そしてお気に入りの時間を堪能する時だけ注くRIEDELのvinum。
特にこのワイングラスで楽しむ時は誤って割ってしまわないように気をつけてるのよね。
以前にouvertureを酔って落としてしまった事があって暫く落ち込んでいたものだからvinumだけは守らねば!と。
それではいろいろな食材を試していこう!
まずはサーモンとタコ。
タコは良い感じで燻されたのだが、サーモンは失敗!
おそらく水分が多すぎて重い蓋の影響で燻される前に蒸されてしまったと考える。
こりゃ、ちゃんちゃん焼き状態だ!
早くも密閉型の欠点が露呈してしまったようだが気にしない!!
たった三千円で室内で楽に汚さずに燻製を楽しめるのだから、そりゃ不向きなものだってあるわな。
次回からは適した食材を見極めた上で楽しめばよいだけだ。
生ハムはただのハムになってしまった!
やはり水分の多い食材は卓上小型密閉型には向かないようで。
失敗!
カニカマは10分では状態変わらず。
枝豆は何気に桜の香りが移ってよい感じだ。
ところで連続してここまで燻製していると燃やしたチップのタールが結構周りに付着し始めた。
うっかり皿を置いたらベットリと・・・・。
ふむ・・・これは手入れが面倒かも・・・・。
練り物系は非常によい感じでチップの香りが移っている。
ここまでの食材で次回も採用したいのは、
チーズ、ベーコン、ソーセージ、蒲鉾となった。
またアーモンドのようなナッツも次回は試してみよう!
タールは最後まで受け皿に回る事はなかったので合格!
しかし蓋の周辺が黒くなってきたのでこのくらいが限界か?
まぁ、それでも十分楽しめたし。
なんとも楽しい飲み会になりました!
【ポストスクリプト】
洗い物だが、相手がタールなのでスポンジも木片もタワシも一発でダメになる。
樹脂に関しては激落ちキングのような使い捨てのスポンジ片で擦って拭き取って捨てるのが一番。
その後で中性洗剤を使えばバッチリだ!!
(おしまい)
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